第4章 友千鳥
〜玻璃碧 side〜
奥村先生
「夏休みまで、そろそろ一ヶ月半切りましたが、夏休み前には今年度の候補生(エクスワイア)認定試験があります」
候補生は訓練生の一つ上、祓魔師の一つ下の段階の事だ。
奥村先生
「候補生に上がると、より専門的な実戦訓練が待っている為、試験はそう容易くはありません」
試験内容って、なんなんだろ?
ペーパーか実技か…どっちもか。
奥村先生
「…そこで、来週から一週間、試験のための強化合宿を行います」
へぇ〜、合宿か〜。
奥村先生
「合宿参加するかしないかと…取得希望〝称号(マイスター)〟をこの用紙に記入して、月曜までに提出してください…」
称号か…僕は、どれを取ろうかな…
休憩時間──
僕
「勝呂君、」
勝呂君
「なんや?」
僕は、予習中の勝呂君達に話しかけた。
僕
「勝呂君達は、称号何取るかもう決めた?」