第3章 祟り寺の仔
僕は、朴さんに歩み寄り、手を差し出した。
僕
「朴さん、怪我してない?」
朴さん
「うん、大丈夫。ありがとう、玻璃君」
僕
「いえいえ」
朴さんは、僕の手を取って立ち上がると、再度お礼を言ってくれた。
僕と朴さんが上に戻り、次は奥村君と勝呂君が訓練を始めた。
奥村君
「うおォおおおおお!!!」
勝呂君
「ぬウぐおおおお!!!」
おー、奥村君も勝呂君も足速いな〜。
神木さん
「何あれ」
朴さん
「さあ」
志摩君
「はは…坊も結構速いのにやるなあ、あの子」
僕
「訓練てか競争みたくなってるけど」
志摩君
「ほんまなあ」
三輪君は気苦労が絶えないね。