第1章 whiteday fantasiaスペシャルエピソード
ルイと心と体が入れ替わった数日、
思うようにまゆりを抱き締めることもできなかったゼノだが、
ようやく元に戻り部屋にまゆりを
呼び寄せた。
顔を見てたまらず抱き締め、
『会いたかった』
と告げると、
『ゼノ様じゃないみたいです』
と言われて驚いた。
俺は今まで感情のままにまゆり
に接していなかったのかもしれない。
『今夜は俺の感情のままにお前に接するとしよう』
小首を傾げながら見上げてくるまゆりのうなじを引き寄せると、柔らかな唇を舌先でノックしこじ開けながら奥へと侵入していく。
覆い被さるように深く求め、懸命にこたえようとする舌を絡ませながら吸い上げる。
『んんっん!!』
後ろのめりになったまゆりの腰を支えながら膝裏に手を回し、口づけながら抱き上げた。
ベッドまで待てずにそこにあったソファにおろして座らせ自分も横に腰かけると、肩紐をおろしながら首筋、胸元へと顔を寄せる。
『ゼノ様っ…恥ずかしい…』