• テキストサイズ

【うたプリ】足し算恋愛事情

第28章 Secret True END







「カミュ!!!?」

「……こ、のっ……馬鹿、者……」

「やっ、嘘……! ど、うして……っ」

「はっ……愚問、だな……。つっ……!」

「カミュ! 動かないで!! すぐ、救急車を……っ!! 誰か! 早く救急車を!!!」


 焦る私を、まるで宥めるように、彼の大きな手が私の頬を包み込む。


「貴様は……本当に泣き虫、だな……。何を、泣いておる」

「だって……!! 私のせいで、カミュが……っ」

「忘れたか……? 言った、はずだ……この身の全てを、お前に捧げると……」

「でもそれは!!」

「ふっ……断ったから、無効だと? そんなこと、言った覚えは……ないぞ、俺は」

「馬鹿じゃないの!!? こんな、私の……ために」

「馬鹿者。愛する女一人守れずして……何が男だ」



「救急車が来たぞ!!」


 スタッフの声がした、タンカーがやってくる。

/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp