• テキストサイズ

【うたプリ】足し算恋愛事情

第24章 さよなら



「いい気味……」

「……あんた……っ」


 視界の端に見えたのは、壱原ユイの姿。


「壱原ぁああああああっ!!!」


 私は彼女の胸倉を掴んだ。彼女の驚愕の顔が、目に焼き付く。

 ああでもそんなこと、もうどうだっていいじゃないか。


 そうか、彼女に突き落とされて、こんなことになったんだ。


「お前が、お前が私を突き落したんだろっ!! そうなんでしょっ!!?」

「ふっ。だから何? まぁ、よかったじゃん。"美風藍が貴方を庇ってくれて"」

「っ……!!!」

「よせ天音っ!! 壱原……お前、タダで済むと思うなよ」

「あははっ! どうする? あたしのことどうするつもりなのかな?……いたっ!!」

「大人しくしやがれ」


 そこには、彼女を地に抑え込む蘭丸さんの姿。

/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp