• テキストサイズ

【うたプリ】足し算恋愛事情

第22章 人魚の夢




 夢は醒めていくだけだろう。永遠に醒めない夢を見続けることはきっと出来ない。

 数ある夢の中から、どんなに選び取ってもそれが夢である限り。


 だから人は夢から醒めることを忘れない。醒めた先に、望んだ未来があってもなくても、関係ない。そこに、目覚めたすぐ傍に貴方がいてくれるのなら。

 私はきっと、夢の果てに貴方を見つけ出して、必ず捕まえに行くから。


 その勇気を、今は持っているから。



 静かに雪が降る。明日を告げるように。

/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp