第4章 *モデル・黄瀬涼太*
*さんside*
やめて下さいお迎えなんてっ!!
それじゃ朝から目立ってしょうがないよ!
現に今も周りの女の人からこっち見られてるし……。
誤解とかされてそう…!
困るよそんな……私黄瀬くんとはただの知り合いってだけなのにー!
「キセリョよー!!」
「キャー!!」
ほらほらこっちキター!
次々と集まって来ましたよ?!
ここら辺に居た女の子全員じゃないですか?!
「きゃっ…!いったぁ…っ」
しかも私押し出された挙句に尻餅ついたんですけど……。
もう……そこまでして黄瀬くんと話したいのかなぁ。
黄瀬くんをそこまで意識して見たことないから……
その感覚はわからないな……。