第3章 *海常高校*
*さんside
長い長い入学式も終わり、私はこれから入部届けを早速出しに行こうとしています。
中学でずっとやってたからもうコレしか考えられない。
男子バスケ部、マネージャー。
まあ当然……
「っち!オレも一緒に行くっス!」
黄瀬くんももれなくついて来るという……。
そりゃキセキの世代だし?入るのは当然だけど……
「い、いいよ1人で行くから」
「まあまあ遠慮しないで!そんで、出したら一緒に帰ろう?」
「えぇっ…?!」
「ほーら、早く早く!」
「ちょ…!押さないでよ…!」
練習でもこうされると思うと憂鬱というか……
ため息出ちゃうなぁ……。