第3章 *海常高校*
*黄瀬side*
あちゃー……ちょっと初日からグイグイいき過ぎたみたいっスわ。
オレも感じるっス、女の子の視線。
あーゆーの嫌なんスけどねオレ。
「ごめん、っち」
「え……いきなりどうしたの…?」
「凄い見られちゃってるから、オレ達」
「う、うん。そうだね」
「でもしょうがないっちゃしょうがないんスよ?オレモテちゃうから」←
「やっぱり自分で言っちゃうんだ……」(ボソッ
これもモデルの宿命か。
まあ自分はかっこいいって思ってるけど、容姿だけで集る女の子は苦手っスわ。
その点っちはオレにぜんっっっっぜん靡かないから好きっス!!
可愛いし優しいしちょっとドジだし……
小ちゃなお人形さんみたいっスわ!