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〜虹村 修造のお話〜

第17章 -初対面①-


「あのね、ジュース買ったの!
お父さんのジュースもっ。
オレが選んだっ。」


「笑未も選んだーっ!」


光平が言うと、
笑未も負けじと張り合ってくる。


よく見ると、2人とも
手にジュースを持っていた。


最近2人が気に入っている
紙パックのジュース。


「お兄ちゃん?もしかして…」


そんな2人とオレの顔を、
ひかりがぽかんとして見ていた。


下に双子の弟妹がいると
話したことはあったが、
会ったこともなかったし、
写メを見せたことない。



こいつらは可愛いが、
人前で可愛がるのは恥ずかしい。




「おらっ‼︎おまえら‼︎
オレに色々話す前に、
挨拶と自己紹介だろっ!」


2人がキョトンとしながら、
オレの手を握り、ひかりを見上げると、
ひかりはニコッとしてしゃがんで、
2人のことばを待っていた。


自然に子どもに目線を
合わせられる所はひかりらしい。



「こんにちは!
虹村光平ですっ!4才ですっ!」


「虹村笑未ですっ!4才ですっ!
あっ…こんにちは!」





2人ともきちんと挨拶できた。
さすがオレの弟と妹だな♪


「か…かわい〜〜〜っ‼︎‼︎」


ひかりは2人を見て、
興奮しているようだった。


「あ。わたしも自己紹介しなきゃね。
こんにちは♪露木ひかりです。16才です。
ん〜4才児に向かって年言うと、
おばさんだなぁ(笑)」


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