第14章 ---Another side---
-----平澤豪-----
久しぶりに帝光バスケ部に
ひかりと行ってから
最初の土曜日の夜、
ひかりからメールが来た。
部活の奴らで会うとか、
用事があればお互いメールをしたが、
あいつのほうから
メールしてきたのは、
俺が告って以来、初めてだった。
『こないだは、シュークリーム
持ってきてくれてありがとう。
急だけど、明日時間あるかな?
話したいことがあるの。』
一瞬期待してしまったが、
あまりいい予感はしない。
練習後なら…とだけ返事して、
練習帰りに会うことになった。