• テキストサイズ

〜虹村 修造のお話〜

第13章 -真相-


「付き合ってないよ。」


ひかりさんは真っ直ぐオレを見て言った。
ひかりさんがキッパリ否定して、
オレはちょっとホッとした。


「虹村くんが、わたしと平澤くんが
付き合ってると思ったのって、
平澤くんが捻挫した時?」


「…はい。
オレが入った時から仲良かったし、
こないだも一緒に来たし…」


やべ…。
こないだのことは言いたくなかったのに…


かなり女々しいよな。


呆れられるかとも思ったが、
ひかりさんは申し訳なさそうに言った。


「ごめんね。
いいわけみたいだけど、
あの時は、本当に素直に心配だったの。
怪我をしたのが他の人でも、
同じことしてた…。
誰にも…わたしみたいに
なってほしくなかったから…。」


今なら、そのことはよく理解できる。




でも、あの時は…


/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp