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〜虹村 修造のお話〜

第47章 -新生活-


暗い部屋の中で目を凝らし、
オレは枕元にあった時計を見た。


AM4:00


ひかりが起きる前に部屋に戻らねーと。
オレはひかりから少し離れた。


ひかり
「んんっ…」


…っ⁈
突然ひかりが寝返りを打ち、
オレに抱きついてきた。


ひかり
「しゅ…う…ん…」


ヤバイヤバイヤバイヤバイ…‼︎
やべぇだろ⁈
つか、ひかり、ほんとに寝てんのか⁈

さっき気がついたときは、
オレがひかりを抱き締めていたが、
今はオレが
ひかりに抱き締められていた。


ただでさえ、ベッドの中で
密着ってだけでやべぇのに、
ひかりの胸の感触が…ヤバイ。
ひかりのヤツ、ノーブラじゃねぇか‼︎


女の体は男とは違う。
わかってはいたはずだったのに、
オレは初めての感触に戸惑っていた。


つか…オレ…大丈夫なのか⁈


オレの気持ちなど知る由もなく、
ひかりはスゥスゥと気持ち良さそうに
眠っていた。


はぁぁぁぁ。


今日1日で、どんだけ理性使ってんだか。


オレは深呼吸をしてから、
少しだけひかりを抱き締めて、
そっとキスをした。


虹村
「ひかり……。」


小さい声でひかりを呼び、
ひかりの頭をゆっくり撫でて、
最後にもう1度だけ抱き締めてから、
ひかりを起こさないようにそっと離れ、
ベッドから出た。


部屋に戻り、
今度こそ自分のベッドに入るが、
オレはなかなか寝付けなかった。




アメリカに行くまでの3ヶ月…


オレは…
イロイロと耐えられるのだろうか?




ひかりの笑顔やひかりとのキス…
ひかりを抱き締めた感触…
ひかりの甘い匂い…


いつかひかりと鉢合わせした時に
一瞬見たひかりの下着姿…


さっき見えた谷間…


そんなことばかり考えている
自分に呆れてしまうが、
オレの中でどんどん
ひかりの存在が大きくなっていく。



誰にも渡したくない。




オレはひかりを想いながら、
今日は眠れないな…と諦めていたが、
気がついたら眠っていた。



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