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〜虹村 修造のお話〜

第44章 -家族会議-


そのあともひかりと色々話していたら、
結局帰りが遅くなってしまった。


オレはひかりを送ってから家に帰り、
そのままリビングに直行した。



虹村
「ただいま。」


虹村母
「おかえり。遅かったじゃない。
ちゃんとひかりちゃん、
送ってきたんでしょうね?」


虹村
「な…っ⁈」


何も言ってかなかったのに、なんで
ひかりと会ってたってわかるんだ?


虹村母
「修造、わかりやすいもの。」


はぁ…。
でも、わかってるなら話は早い。
きっとオレが何を言うか、
察しが付いているだろう。


虹村
「オレもアメリカ行くから。
明日親父にももう1回言う。」


虹村母
「えっ⁈あなた、
ひかりちゃんと話したんじゃないの⁈」


虹村
「ひかりにも…言ってきた。」


虹村母
「アメリカに行くってことは、
高校でバスケはできないし、
ひかりちゃんとも
さよならするってことよ?」


虹村
「…わかってる。
でも…ひかりとはさよならはしない。」


虹村母
「…⁈……わかったわ。
明日きちんと自分から
お父さんと話しなさいね。」


虹村
「お袋…」


オレの頑固さに呆れたのか、
最後はお袋は苦笑いして折れた。



虹村母
「でも、1つだけ条件が。」


虹村
「ん?」


虹村母
「アメリカに行くの…
12月になりそうなの。
せめて、修造は、
中学卒業してから来なさい。」


虹村
「は⁈なんでだよ⁉︎オレだって…」



お袋のことばに食い下がったが、
結局明日親父と話すことになった。






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