第29章 -送別会-
「じゃ、ひかりさん♪虹村さんも!
お疲れさまでした!」
…やっぱりオレはオマケかよ⁈
「「「「お疲れっしたっっっ‼︎」」」」
「「「「かんぱーーい!」」」」
オレたちはジュースで乾杯した。
「皆、そんな急がなくても…」
一応今日も練習があったから、
皆腹は減っていたので、
すごい勢いで食べていた。
それを見てひかりがポカンとしている。
いや、他の奴より赤司だろ?
あの赤司が…
マジバでハンバーガー食ってるって…
マジバのハンバーガーなのに、
赤司が食ってると
いいモンに見えるから不思議だ…。
「ひかりさん♪
気にしないで大丈夫ですよー。」
「うん。なんか懐かしいな♪
修造も1年生の頃はこんなだったよねー。」
「あぁ⁈…なにがだよ?」
オレは食べながら聞き返す。
部活の時は話し方戻すんじゃなかったのか?
こいつらいる時は…
恥ずかしいじゃねーか。
「1番たくさん食べる‼︎みたいな感じで
すごい勢いで食べてた(笑)」
「なっ…⁈んなことねぇよ。」
「虹村さんがですか?なんか意外〜!
どっちかっていうと、
赤司くんとかミドリンみたいに
黙々と食べてそうなのに〜。」
ふと赤司を見る。
赤司は他の奴らとは違い、
1人ゆっくり丁寧に
ハンバーガーを食べていた。
やっぱ…なんかシュール…だよな。
「赤司くんと緑間くんは
お上品にキレイに食べてるね。
でも、修造はそんなタイプじゃ
なかったなぁ(笑)」
「えー?虹村さんて
どんな感じだったんですか?
想像できなーーい。
あ、それよりも〜♪」
「なぁに?」
「お2人の付き合うキッカケ、
教えてくださいっ♪」