第28章 -1on1-
虹村
「てか、おめぇ、
最初になんで青峰が勝ったら
なんでも1つ言うこと聞くとか
言ってんだよ?
負けたらどうする気だったんだよ⁈」
ひかり
「え…?
青峰くん、かなり油断してたから、
負ける気なかったし、
負けたらジュース買ってたよ。」
はぁぁぁぁ。
オレは呆れてため息しか出ない。
虹村
「ジュース買うことになったのは、
オレが青峰シメたからだろーが。
アイツな、はじめ…」
オレは思わず
ひかりの胸元を見てしまう。
ひかり
「ん?なぁに?」
虹村
「とにかくだっ。
相手が誰でもあぁいう時は、
『なんでも』とか言って賭けすんな。
わかったな?」
ひかり
「はーい。」
ひかりはオレの腕に
しがみつくのはやめ、
かわりに手を繋いできた。
ひかり
「修造が相手でも?」
ひかりはオレを見上げた。
虹村
「そん時は、
勝っても負けてもなんでも
オレの言うこと聞いとけ。」
ひかり
「えー⁈なにそれー⁇」
周りに誰もいなかったので、
オレはひかりにキスをして、
ひかりを黙らせた。