• テキストサイズ

〜虹村 修造のお話〜

第25章 -朝ごはん-


虹村
「こぉゆうの、得意なのか?」


さっき笑未が言っていた
「お子様ランチ」というのが
なんとなく想像がついた。


ひかり
「得意というか好きなだけかな。
小さい時にお母さんが作ってくれて。

仕事忙しくなる前ね。

その時のクマさんの型とかあるし、
なんだか懐かしくなって、
自分で作るようになったかな。」



ひかりは一瞬淋しそうな顔をした。



虹村
「…。2人の時なら、クマでもいーぞ?」


オレは小さな声でボソッと言う。



ひかり
「え…?」


笑未
「笑未もまた食べたーい!」


光平
「オレもー!!」


ひかり
「ありがとう。」


ひかりの表情が元に戻った。




朝飯を食べ終え、
オレは双子を連れて病院に向かった。



昨日からひかりに随分後押しされた。




オレはもう涙は出なかった。
/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp