第4章 辛くて甘い【菅原 孝支】
葵
「うう………」(泣)
菅原
「はぁー…」
「あれ、津田じゃん」
葵
「あ、スガさん…」
屋上は、私の隠れた憩いのスポット(いや、隠れてはないか
今日は、ちょいとした悩みで来ている
そこへ、スガさん
「なんで泣いてるべ!?ちょ、」
スガさん、いつも冷静なのに焦ってる
スガさん
「ごめん!ハンカチないからーー」
といい、袖で私の涙を拭ってくれた
葵
「///」赤面
(顔が、近い////)
あまりの恥ずかしさに下を向くと今度は彼の香りが広がった
ーーーーーギュッーーーーー
何がなんだか、わからぬまま
でも、どことなく落ち着いて余計に涙がこぼれてきた
震えてしまう肩を優しく抱いて、頭をずっと泣き止むまで撫でてくれていた