第34章 偏西風【影山 飛雄】R指定あり
葵
「とびお〜」
影山
「なんだよ」
あれから、俺達は付き合った
そして、
今、中3の夏
今でも、テストが近づけば2人で放課後教室に残る
1年前とは違うのは、勉強じゃないこともすること
誰も居ねえ教室でキスをしたりした
葵
「ここに来てもう1年経つんだなぁって」
影山
「おう、そうだな
―――葵」
葵
「ん? んっ///」
唇を奪う
舌を絡める
こうしてる時が、幸せだと正直に思った
だけど…………
担任
「えーと、非常に残念なお知らせなんだが
津田が、転校することになった」
影山
「………、は?」
ウソだろ……?
in影山宅
影山
「なんで言わなかったんだボケ」
葵
「言ったら飛雄、泣くやろ?
ってゆうのは、ウソなんやけど………
ホントは葵が泣いてしまいそうやからさ………」
そう言う彼女の声は震えていた
俺に背中を向けた葵を後ろから抱きしめた
影山
「………ボケ
こっち向け」
葵
「………いやや」
グイッと無理矢理反転させた
彼女の目からは涙が滴り落ちていた
ペロッと溢れる涙を舐めていく
葵
「んっ……///」
ドサッとベッドに押し倒して服を脱がせた
葵は抵抗はしなかった
受け入れてくれるのを嬉しく思って、葵を抱いた