第31章 Triangle【影山 飛雄×月島 蛍】
やっと6限まで授業が終わり、ホームルームも何もかも終わった
葵
(掃除やら日直やらで、ちょっと遅くなっちゃった
皆、待ってるよね……)
急いで教室を出る
「あ、葵!!
部活?」
クラスの子に聞かれる
葵
「うん!多分、そうだよ!」ニコッ
「多分てww
ま、いってらっしゃーい!!」
葵
「はーい!」
走りながらそう答える
階段を駆け上がり、屋上への扉に手をかける
ギィっと音を鳴らして開くドア
葵
「はぁっ、はぁっーーー
ごめん、お待たせーってあれ?」
部員全員がいるのかと思いきや、そこには月島と影山の2人だけしか居なかった
月島
「遅い いつまで僕を待たせるつもりなの」
影山
「おいメガネ!
お前どっか行け!」
月島
「は?やだし」
バチバチと2人の間に火花が散る
葵
「あのー、それで、何があるの??」
月島
「ほら、王様
僕さ、津田と2人きりになりたいんだけど
邪魔なのわかる?」
影山
「俺だって津田と2人きりになりてぇんだよ
お前こそ邪魔だ!」
葵
「はぁー(´-д-)-3
私、部活に行くよー」
くるりと踵を返して体育館へ向かおうとする
影山&月島
「おい待て/ちょっと待って」
2人に腕を掴まれる
こういう時だけ、息があうんだね(笑)