第28章 これからも【澤村 大地】
「悪い!
忘れもんしてきたから先帰っててくれるか?」
菅原
「おー」
東峰
「大地でも忘れもんするんだなぁ……」
「じゃーな!」
俺は校門まで行って、教室に忘れものに気づいた
引き返して校舎へ向かう
辺りはもう暗くて、学校は昼間の明るさとは裏腹に不気味さがあった
「なんか、怖いな……
早くとって帰……ん?」
教室に明かりがついていた
「まだ誰か居るのか?」
明かりがついている教室は自分の教室だった
(誰が居るんだ?
こんな遅い時間に)
ドアに手を掛けてガラッと開けた