第15章 看病してあげますっ【月島 蛍】
―放課後―
葵
(そーいえば、ショートケーキ好きだっけ?
買っていってあげたら、喜ぶ……かな
ん?なんでこんな気にかけるんだろ
私………)
とりあえず、私の頭では分からないのでショートケーキを買って月島家へ向かう
ーーーーーピーンポーンーーーーー
チャイムを鳴らす
月島
「…………はい」
インターホンから声がした
葵
「あっ、津田です
月島君のお見舞いに来ました」
月島
「………なんで来たの」
葵
(何か、聞いたことある声だなぁ)
「プリントとか渡すのも兼ねて来ました」
「あ、後ショートケーキ買ってきました」
月島
「……………」
ーーーーーガチャーーーーー
月島
「入って」
葵
「えっ!?ちょっと、なんで出てくるのさ!!ちゃんと寝てなきゃ駄目でしょ!?」
月島
「……親仕事で居ないから」
「僕がでなきゃ誰が出るの?」
葵
「そうなの?」
月島
「それより、早く入るなら入って」
葵
「あ、はい。
お邪魔しま〜す」