• テキストサイズ

【ハイキュー】もしも〜だったら

第2章 恋愛攻略


うずくまる彼女に僕は名前を呼んだ。
ビクッと動き、そのまま動かなくなった。

「さっきは悪かった。僕は吉村が好きだよ。信じられなくて、あんなこと言ったけど、本当は違うから。それだけ。じゃ」

僕は踵を返して歩きだそうとすると、手首を掴まれた。
いつのまに立ったのか、吉村がぐちゃぐちゃの顔で僕を見ている。

「返事!ちゃんとした返事がほしい」

「っ........」

僕は吉村の顔が見れなくなって顔を背けた。
手首は掴まれたまま。

「好きだよ」

聞こえるか聞こえないくらいの音量で言ったつもりだったが、吉村にはちゃんと聞こえたらしい。
吉村は満面の笑みで僕に

「これからもよろしくね」

と言い、僕の腕を力強く引っ張った。
そして、強引だけど優しいキスをした。

僕の赤い顔を見て、彼女はニヒっと笑う。
僕は悔しくて吉村の頬を軽くつねってやった。

恋愛攻略fin.
/ 79ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp