第3章 赤の輪廻
赤司「信じる・・・?」
沖「はい、翔太郎は必ずここに来ます」
沖田がそう言いはなった直後小さな男の子が此方に向かって走ってきた。
?「総司!!」
赤司「っ?!」
沖田は微笑むと
沖「言ったでしょう、必ず来ると」
そう言った。
翔「総司!父さんは?」
翔太郎は沖田を見て問いかける。
沖「翔太郎・・・このかたが君の父です」
翔太郎は沖田と話をしていた男を見上げた。
自分と同じ赤髪の侍・・・この男で間違いないだろう。
翔「あの、赤司征十郎さんは貴方ですか?」
赤司「あぁ、俺だ。お前が翔太郎か?」
翔「っ!はい!!」
赤司「そうか・・・お前が俺の・・・会いたかった」
翔「・・・おと、うさん・・・」
翔太郎は生まれてから一度も会ったことのなかった父を目の前にし震えた。
やっと会えた自分の父を目を見開いて見ると涙が止まらなくなった。
赤司「翔太郎・・・今までよく無事でいた・・・」
赤司はそう言うと小さく震え乍泣く息子を抱き締めた。