第10章 初めてのインターハイ予選
定期テストが終わってからは慌ただしくなる部活動。
それは6月に入るとすぐにインターハイがあるから。ここで負けてしまえば3年生は引退、勝ち進めば全国も夢じゃない。
3年生は引退したくないらしく練習をいつもの倍こなしている。
マネージャーは相変わらず、ドリンク作り。
「生野、清水。ありがとな!
毎日俺ら3年に振り回されて大変だろ?
そのドリンクも今日3本目だしよ」
私は潔子と顔を合わせて
「「大丈夫です!!」やりがいがあります!」
「そうか、じゃあよろしくな!」
それだけ言ってまた練習に戻る部長。それだけを言いに来てくれたのか・・・。
ドリンクを作り終えたので練習中の部員の元に持っていった。
今日はずっとドリンク作ってた気がする。