第1章 再会
次の日、私はほんの少し早く家を出た。
「確か、孝支くんは3組って言ってた。」
私はカバンから荷物を出してから3組に向かった。
とても緊張する。久しぶりだし、・・・それに、私は、あの時の約束を守れなかった。
3組の教室の前に立ってふぅと気持ちを落ち着かせて教室の扉を開けた。
ガラガラッ
「あの、菅原孝支くんはここであっていますか?」
「菅原孝支?ああ、その人カバン置いてどこか行っちゃった。何か伝えようか?」
「あ、大丈夫です。そこまで必要ではないので、お構いなく。」
「そう。」
軽く会釈をして自分のクラスに帰った。
自分のクラスに帰ってからは友達がいないので読者。
これが案外飽きないものだ。