第9章 【番外編】影山飛雄Ⅰ
「次はお前な!影山!」
「なんで、お前が指名してんだよ!」
「いいんじゃないの?指名制にしてみるのも ♪」
「じゃあ、やっぱり影山!」
「チッ」し、舌打ち!?
すると、くるりと回れ右をしてボールを掴んで反対側のコートに歩いて行った。
「あの!もう打っていいっすか!?」
「はぁ!?何言ってんの影山!!」
「なんすか?菅原さん?」
これを見ても分からないのかな、影山くんは
今の状況を解説しますと・・・
飛んでいったペットボトルを取りに行ってセッティングして携帯のカメラ録画機能を起こそうとしたところにさっきのセリフ。
こういうの、バレー馬鹿っていうの?
と、ここで携帯のセッティング完了。
完了したので影山くんにOKのサインを送るとそれを確認した影山くんが頷く。
すると影山くんの目付きは変わり集中して、トスを上げる。
「いつ見ても凄い」
そう感心したのも束の間。