第7章 初・合宿
食堂の大きな扉を開けると先輩たちが場所取り中。
とりあえず学年ごとに座るというルールみたいなのがあるらしい。
ここでキャプテンからの祝辞?
「今日はみんなお疲れ様!これから数日間楽しく絆を深めて行こーな!って訳でいっただきまぁーすっ!」
『いっただきまぁーすっ』
みんな運動したあとなのですごく食べる。
あ、ちなみに今日はカレー。野菜たっぷり入れちゃいましたけどね〜。
「おかわりあるー?」
「ありますよ!あるので欲しい人は並んでくださーい!」
そういうと2・3年生のほとんどの人が並び出した。ちょっと、圧倒されちゃったけど。
食事を終えたらお風呂入ったりとフリーの時間らしい。その間に孝支くんたち3人は寝るための布団準備中。3年生がお風呂から上がって2年生も入る支度中。
私と潔子は食堂の片付けをしていた。するとそこにお風呂上がりのキャプテンが現れた。
「あ、キャプテン。お疲れ様です。」
「2人もありがとな。それでお前らは一旦帰るんだよね。」
「はい。」
「朝、多分ここ鍵閉まってるんだ、多分な。
だから一応これ、渡しておく。それで鍵開けて入ってきて。朝から大変だけどよろしく。」
「分かりました。」
「じゃ、お休み!」
「「お休みなさい!」」
そう言ってキャプテンは部屋の方へ帰っていった。ちょうど食堂の片付けが終わり、帰ることにした。私は潔子の家に泊めてもらいます。ここだと家の近い潔子と一緒に行く方が何かと安全だからだ。
荷物をまとめて、入口で靴を履いていると、ジュースを買いに来た孝支くんと澤村くんと東峰くんがやって来た。
「あ、お前ら帰んの?」
「うん、じゃあね。お休み〜♪」
「「「お休み!」」」