第6章 【番外編】日向翔陽
撮影する準備ができたので、日向くんに打っていいよ!とサインを送る。
それを見た日向くんがサーブを打った。
綺麗に山なりのサーブだなーって感心していると
ガサッ
ネットに引っかかりました。
その横では月島くんと山口くんが口に手を抑えて笑ってる。それを見た日向くんは頬を赤くして月島くんたちの方を見てる。
私はすぐに撮影を止める。
「ちょっと、最初にやらせたのはミスかな?」
「でもさ、日向がやりたいって言ってたんだし、緊張してないし、いいんじゃないの?」
孝子くんも以前と変わって人の様子をちゃんと見るようになってるのは気づいてたけど今年に入ってから更に磨きがかかってる。
「日向ー!もう一回やるかー?」
「はい!菅原さん!もう一回やります!
夏妃さん!お願いしますっ!」
「はーい。」
もう一回やってもらいます!