第3章 始動
朝練が無事に?終わったようです。
私と潔子、それに孝支くんに澤村くん、東峰くんは、制服に着替えてそれぞれの教室に向う。
「みんな、疲れてるね。」
「いつも、朝練は先輩だけだったからな。」と、澤村くん。
「本当に疲れた。」と孝支くん。
「これから、毎日あるんだよな」と東峰くん。
5人で歩いていると、廊下ですれ違う人たちから、何この集団、という視線を向けられる。でも気にしない。
4組に潔子が3組に澤村くんと孝支くんがそれぞれ入っていくと、私と東峰くんの二人になった。
「2人で話すのって珍しいね。」
「ああ、お互い言っちゃ悪いけど、クラスでほとんど存在ないもんな。」
「確かに、でもさ、これからは東峰くんとなら普通に話せる気がする。同じ部員、同じクラスメイトとして、よろしく。」
「よろしく。」
これで私と東峰くんは少し仲良くなりました。でもやっぱりお互いクラスでは存在がなかったです。
お昼休み、私は体育館横の自販機に飲み物を買いに行くため席を立つと東峰くんがやってきて
「自販機行きたいんだけど、行く?」
「行くつもりしてた。まぁ、生徒会室に行く予定もあったし。」
「え、生徒会室?」
「え、朝の先生の話聞いてた?この紙、お昼休みに持っていかないと行けないんだよ。」
「げえっ!マジか。眠くてウトウトしてたから聞いてなかった。すまん。」
「・・・いいよ。今日はね。次からはちゃんと先生の話聞いてね。」
「分かった。」
話は解決し、2人で生徒会室に向かった。