第3章 始動
おはようごさいます。
今朝は少し早めに起きました。
それは、昨日の夜孝支くんと澤村くんと東峰くんと私で一緒に朝練に行こうと約束をしたからですね。
寝癖のついた髪を櫛で整えカバンに教科書を詰める。冷蔵庫から小さな牛乳パックにストローを刺して飲もうとしたら
ピンポーン!(^^)!
チャイムが鳴った。多分孝支くん。
「おはよう。夏妃ちゃん!」
「おはよう。早いね。」
「えっ、あ、ごめん、朝ごはんの途中だった?」
「大丈夫。カバン取ってくるから、待ってて」
早く起きたつもりだったのに、孝支くんのほうが早いなんて、やっぱりもっと早く起きるべき?
「お待たせ、じゃ、行こう!」
「そうだな、途中で大地と旭と合流するからな!」
「了解。」