第18章 合宿Ⅱ Part2
―澤村side―
部活中、清水が焦りながら菅を連れていった。
そのあと清水がさっきの事情を部長に伝えて2人は行ってしまった。
俺たちは部活を再開。
東峰「大地、生野は大丈夫かな?」
澤村「俺に聞くなよ、何かあれば連絡とか来るだろうし。まぁ俺たちもみんな心配はしてるよ。でもさここは清水と菅に任せておこう。全員が行っても邪魔なだけだろ。」
東峰「・・・おぅ」
お昼過ぎに清水が病院から戻ってきた。
生野の様子が落ち着いたのだろうか。
部長「清水、生野の様子は、どうだ?」
清水「夏妃の様子は朝より落ち着いていますが、まだ安心は出来ないみたいです。あと病院に運ばれてからずっと意識が無い状態で、いつ目を覚ますのかよく分からないみたいです。」
西谷「夏妃さん・・・。なんで。」
清水「以前にもこれと似た症状があったみたいで、その時は今回のより軽症だったので2日3日ほどで意識を取り戻したと。」
部長「ありがとう。で、菅原は?」
清水「菅原は傍に居ると言ってました。親御さんは東京で2人とも離れることが出来ないらしく、傍に居てあげられるのは状況を1番理解している私か菅原で、でもきっと私より菅原のほうが夏妃のことを理解していると思って2人で相談して決めました。
・・・勝手に決めてしまってすみません。」
部長「大丈夫、菅原と生野は信頼しあってるだろ。俺たち以上に。だったらもう菅原に任すしかないと思う。それで澤村と東峰にお願いがあるんだけど」
澤村・東峰「はい」
部長「部活を早く抜けて生野の様子を見てくるのと菅原に伝言を伝えて欲しいから病院に行ってくれない?」
澤村「分かりました」 東峰「はい」
というわけで、今に戻るというわけだ!