第18章 合宿Ⅱ Part2
田中くんと西谷くんには困ったものだ。
とりあえず、犯罪になっちゃうよって軽く忠告しておいただけだったけど、効いてるかな?
そう言えばちょっと冷えるな。早く布団に入ろ!
そう思って潔子の待つ部屋に戻ろうとしたら孝支くんに呼び止められた。
菅原「夏妃ちゃん!あのさ、田中と西谷が悪いことしちゃってごめんね」
夏妃「大丈夫だよ。それに孝支くんが謝ることじゃない・・・から。」
頭がズキズキする。
菅原「そうだよね。あとさ、夏妃ちゃんお風呂に行く前よりなんか顔が赤いけど大丈夫?もし、何かあって清水だけじゃ力にならなさそうな時は俺も頼ってよ!夏妃ちゃんが心配でさ。体弱いって言ってたし、最近はよく体育も見学してるみたいだったし。」
夏妃「そんなに心配してもらえるなんて嬉しいな。・・・でも、大丈夫だから。ごめんね心配かけちゃって。じゃあ私はこれで」
菅原「あ、うん。おやすみ!」
夏妃「おやすみ。」
私はズキズキと少し痛む頭をおさえて部屋に帰って、すぐに布団に入ることにした。