第1章 再会
その頃夏妃は
はぁ・・・終った。授業
部活もまだ決めてないよな。早く決めないと・・・
そんなことを考えつつも足が向くのは昇降口。
仕方ないのでもう、帰ろう。
靴を履いていると・・・
「あれ?夏妃ちゃん?」
「・・・孝支くん?部活は?」
「俺、調子悪いから休むんだよね。夏妃ちゃんは何に入ったの?」
「私・・・入部してないんです。まだ決めてないから。」
「えっ、入ってないの?見学とかした?」
「バレーが好きだからバレーをしたいけど出来なくて、それなら見学だけでもって思って見学に行こうとすると、足が重くなって行けないんです。」
「・・・そっか。じゃあ、行こう!バレー部に!」
「ええ!そんな唐突な、それに調子悪いって言ってたし・・・」
「ああ、今日じゃなくて、明日。
んじゃ、帰んべ、送ってやるよ。」
「あ、ありがとうございます。」
そんなこんなで一緒に帰ることにした。
でも、私の家知ってるのかな。