完結
[ID] 68169
[作者] 萩女 蓮[概要] 映画 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 公開記念
[ジャンル] 二次元[ページ数] 58
[PV数] 42640PV
[しおりの数] 11
[作品公開日] 2020-09-30
[最終更新日] 2020-10-27 00:44
[拍手] 457
[ランキング]
総合 | 5673位 (過去最高 303位) |
昨日 | 4511位 |
[作品説明]ライデンシャフトリヒに、一人の代筆屋《ドール》がいる。
たっぷりの白いフリルスカートをはためかせ、四角いカバンと水色の傘を友に、手紙を書きたい誰かの元へ駆けつける。
『お客様がお望みなら、どこでも駆けつけます』
少女兵として出征した最後の戦争で、誰よりも助けたかった大切な人と両腕を失った彼女。
手紙の代筆を通して、心の内にある、本当に伝えたい想いがあることを知る。
『君は道具ではない。その名が似合う女性《ひと》になるんだ』
無感情で最強の兵器だった少女は、そして自分の体があちこち燃えていることに気付く。
月夜の部屋で、自ら首を絞める冷たい義手。
抗えない後悔の涙が頬を伝い、膝へ堕ちる。
『少佐……命令を、ください………っ』
あの夜。少佐が伝えた想い。
『君は生きて、自由になりなさい。………心から―――』
少佐はどこかで生きていると信じながら、今日も心を伝えたい誰かの元へ駆けつける。
少佐がくれた『あいしてる』を探す彼女の名前は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
[
レビュー]
[評価]★★★★★
映画しか見たことがないような私ですが、この作品では、ヴァイオレットの特徴や、原作などで言っている言葉も惜しみなく出していて、アニメや映画を知っている人にも知らない人にも、とても分かりやすい内容の小説だったと思います。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの世界観に浸れる、素敵な小説です。
[投稿者] 夏葉[投稿日] 2020-10-27 16:39 [評価]★★★★★
未だ原作を見ていない私ですが。
文字を追って思うのは、世界観がとても伝わってくるということ。
文字と行間から、ゆったりとした静かな世界が見えてきます。
音が奏でられ……振動に揺られ。気が付けば石畳の町並みや汽車の中に自分がいて、登場人物のそばで見聞きしていました。
作中のキャラクターへの愛も然りですが、
それよりももっともっと、
原作への愛が溢れていると感じました。
ブレずに世界観を紡ぐのは相当難しかったと思います。悩んで書かれたとでしょう。改めて完結お疲れ様でした。素敵な物語を届けていただき、ありがとうございました
[投稿者] 小次郎[投稿日] 2020-10-27 14:14 [評価]★★★★★
ヴァイオレットエヴァーガーデン。
私はアニメも映画も観ておりません。
時々目にするCMや、人づてに内容を聞いた程度の知識しかないのですが…
こちらの小説、作者様が一つ一つの描写を丁寧に愛を込めて書いて下さっているお陰ですぐにお話の中に引き込まれました。
原作を知りもしないで変なことを申しますが、あぁ これがヴァイオレットエヴァーガーデンの世界なんだ、と。
小説なのにまるで短編映画を観てる気分になります。
原作を知らない方も原作ファンの方も納得の作品、是非!
[投稿者] ひとつ子[投稿日] 2020-10-11 17:59 この小説のURL
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