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[ID] 48342
[作者] 蒼天[概要] 何度も世界に弄ばれる。過去へトリップして、元の世界に戻って、また未来に転生して…
[ジャンル] 二次元[ページ数] 10
[PV数] 15945PV
[しおりの数] 20
[作品公開日] 2018-03-05
[最終更新日] 2018-03-07 15:36
[拍手] 418
[ランキング]
総合 | 7853位 (過去最高 1354位) |
昨日 | 6752位 |
[作品説明]「姐さん…なぜ。私(わっち)を置いて先に死んでしもうたん?私には姐さんがずっと必要なんじゃ…」
愛弟子であり、幼少期から彼女を慕いそして深く愛されて育って来た尾崎紅葉はただただ呆然と目の前にある亡骸に問うた。ぽたりと頬に涙が伝う…長い髪が流れ、彼女に頂いた赤い髪結びの紐が小さく揺れていた。
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「貴女は莫迦だ。僕が幹部に昇進した祝いをまだしていないと云うのに。なにも伝えずに先立つなんて…」
でも貴女が笑えと云うなら、僕は笑うよ。それが貴女との約束だから…そう涙を流しながらも、穏やかに微笑んだ太宰治は彼女の亡骸を背に外の世界に飛び出した。
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「なんでだよ…まだ、姐さんに一度足りとも勝ってねぇのに。勝ち逃げとか…狡いだろうが!」
中原中也は怒り、涙を溢れさせた。ぶっきらぼうな口調に似合わず帽子を深く被り表情を隠す。その帽子、良く似合っている。そう褒めてくれたのは後でも先でも『あの人』だけであり、彼女に憧れてその格好をしているのは周りも彼女自身も良く知っていた。
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「君が死ぬ、と云うのは…些か信じられないな」
彼女を良く知る人物で、親友…戦友に近い森鴎外は花を差し出して添えた。全て偽りで、本当はただ眠っているだけなのではないかと疑うような穏やかな表情だ。君は周りを惹き付ける魅力がある、その言葉をぽつり呟いてスノーフレークにそっと触れた。
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『世界に弄ばれて、それでも尚…私は世界を愛し続けると誓おう』
基本チート、本に触れて名を呼べば時間内の内はその人物の能力が使える異能力者であり、そこに詩織を挟めば最高5個の別の能力がいっぺんに使えたりする。ただデメリットと言えば本を持っていて片手しか使えないので威力は弱まるし、時間制限もある為長くは使用出来ない。使い過ぎると女主の寿命が削られてしまう、だから余り能力は使わない。
飄々としており、基本誰に対しても紳士的な美人な女性。森鴎外や福沢諭吉とは昔ながらの友人で、尾崎紅葉は愛弟子、太宰治と中原中也は構い倒した元部下であり酷く慕われていた。そんな順風満帆な人生を送っていたが、織田作之助の能力を使い代わりに死亡。そしてまた転生を繰り返す。
基本のんびりで、愛され年上美人女主。シリアスが少しばかり多くなる…なりたくないのに。こんな感じですが宜しくお願い致します!
※過去かなり捏造注意。
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