階段を降りると、洗面所の方から水音がした。
どうやら誰がお風呂を使っている様だ。
台所に行くと、荼毘が椅子に座って冷凍チャーハンを食べていた。
(…お風呂に入ってるのはヒミコちゃんか…。)
仁美もまた、冷凍チャーハンを食べようと冷凍庫を開けた。
…ちょっと…、チャーハン無いんだけど…。
荼毘
ああ…、全部チンした。
荼毘のお皿には最後のチャーハンが乗っている。
仁美は恨めしそうに、チャーハンの入ったお皿を睨んでいた。
荼毘
…食うか?
私のチャーハンだし…。
仁美は荼毘から差し出されたチャーハンを口に運んだ。
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