福沢諭吉
否、遠慮せずとも善い、私も半分食べる故……お前も、大福は好きだろう
しかし、本当に善いのか悩み喘ぎ、窺うように福沢を見つめる🐺🌸に彼は微笑みを浮かべながら言葉を続けた
福沢諭吉
だが、この事は他言無用だ……善いな、
福沢の言葉に甘えるように頷き、礼を言う🐺🌸に彼は微笑みながら頷き、食べるよう促した
福沢から貰った大福を頬張り、幸せそうに食べ進めながら茶を啜る🐺🌸の姿を彼は微笑ましそうに見つめていた
そして、先刻頭を過った出来事を徐に口にした
福沢諭吉
今日の事だが……国木田から聞いた
しかし、その言葉に🐺🌸の肩が震えるのを福沢は見逃さなかった
福沢諭吉
……否、決して責めているわけではない……失敗をしてしまったという自覚は、己が善く判っているだろう
福沢諭吉
責任感の強いお前が誰よりも失敗をし、落ち込んでいるであろうということも想像に固くない
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