何をされてるのかは、すぐに分かった。
ゆ、悠晴、くん
天崎 悠晴
ん………ふふ。綺麗についた
……ずっと付けてみたかったんだ。僕のだって証
髪で隠れるとは思うんだけど……ごめんね。夏樹ちゃん、恥ずかしがると思って
…………勝手につけちゃいました
悠晴くんに吸い上げられたところに、そっと指先で触れてみる。
多分、キスマーク、なんて呼ばれるもの。
今まで、悠晴くんはそういう“残ってしまうもの”は、私に無理強いしてこなかった。
でも、今日は違う。
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