鬼鮫
落ち着きなさい。聞き苦しいですよ。
大体今更何を謝られても一銭の得にもなりゃしません。あなたの息の根を止める為に色々辛抱しているのは私の勝手ですしね。謝られても意味がないんですよ。…忌ま忌ましい…
牡蠣殻
え!そうなんですか。成る程。ふーん。へー。ほー。
だったらいちいちプリプリしないで下さい。我慢が足りてませんよ。
鬼鮫
…随分伸び伸びとなめた口をききますねぇ。死にたくなければ控えなさい。寿命が縮まりますよ。
牡蠣殻
…全然辛抱してないじゃないですか…。
鬼鮫
いつか切れるのが辛抱です。
それが今であっても私に不都合はないんですよ。わかりますか?
牡蠣殻
はー成る程。
辛抱していても主導権は干柿さんにあると、そういうことですか。
その辛抱は私にとってなーんのメリットもないと。面白くも何ともない情報だなぁ。黙ってりゃいいのに余計なこと言いやがりますねぇ。
鬼鮫
私はあなたを面白がらせる為に居る訳じゃありませんのでね。悪しからず。
牡蠣殻
べつに悪しかりませんけどね。干柿さんなんかいつもこんな感じですし。ははは。ホーントいつもこんな感じですよね。
鬼鮫
グズグズ煩いですね。全く。
行きますよ。
牡蠣殻
はい?
何処に行くんですか。
時期が時期だけに彼岸とか?いよいよあの世に連れて行こうってんですか?
やだなぁ…
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