鬼鮫
錯覚は錯覚ですよ。残念でしたね。良かろうが悪かろうがこれが私です。
がっかりですね、牡蠣殻さん。
牡蠣殻
いやぁ。そういう干柿さんだってことは厭って程わかってますが、その角打ちはないですよ。酒が材木に変わるだけで随分陰惨になりますねえ、角打ち。何だか嫌いになりそうな気がして来た………。
鬼鮫
案外楽しいかも知れませんよ。
牡蠣殻
そういう類いの新しい扉を開ける気はありません。
絶対厭です。
鬼鮫
知りません。
牡蠣殻
色々失言してすいませんでした!ごめんなさい!行きません!
鬼鮫
謝罪は承けましょう。
しかしそれはそれ、これはこれです。
牡蠣殻
く…
この文字通りの鬼め…。
鬼鮫
鬼ねぇ。まあいいですよ。確かにその字を冠してますしね、私は。
さあ、もっと厭がりなさい。清々します。
牡蠣殻
せ…清々…?
うわぁ…。手に負えない…。
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