鬼鮫
当たり前ですよ。
あなた風情の手に負える私じゃありません。
牡蠣殻
形式が変わっても貴方は全然変わらないんですねぇ…。
鬼鮫
ふ。形式が変わったくらいで変わってたまるもんですか。甘く見ないで下さいよ。
牡蠣殻
泣ける…
どっとはらい(笑
おじいちゃんとイタチ
角都
…………。
イタチ
……さっきから何を読んでいる?
溜め息ばかり吐いているが。
角都
何を読もうと俺の勝手だ。溜め息くらいで干渉するな。
イタチ
若人ならばいざ知らず、年寄りの溜め息とあらば気にかかる。
無理が利かなくなった萎びシニアには心安らかな永眠への助走期間であるところの静かな余生を送る権利がある。
俺はその手助けをしてやりたいのだ。
クリックして次のテキストを表示
http://dream-novel.jp