智
外、暑かったか?
智お爺ちゃんは、紙を茶封筒に仕舞いながら雅紀に話しかけます。
雅紀はハンカチを鞄から取り出して、卓袱台を挟んで智お爺ちゃんの正面に座りました。
雅紀
うん。
めったんこ暑かったよー!
智
ほお。
雅紀
ところでジッチャン。
何見てたの?
雅紀がハンカチで顔の汗を拭きながら、智お爺ちゃんの手にある茶封筒を指差しました。
智
んー?こでか?
こではな、翔ちゃんの書いた借用書だ。
雅紀
シャクヨウショ??
智
借用書ってわかんないか?
借用書っていうのはな…、、
翔
ただいまー!
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