潤
それにしても、俺、父さんとそっくりなんてはじめて言われたよ。
智
俺も、潤と似てるってはじめて聞いたなあ。
翔
そっくりだよ、二人は。
潤
そうかあ?
(顔も性格も似てないから本当に親子なのかよ?ってよく言われてるけど…。そっか、そっくりかあ。俺、父さんと似てるんだ。)
潤は、はじめて智お父さんとそっくりと言われたことが嬉しくなってきました。
そして、はじめてそれを言ってくれた翔に対して今までもったことのない感情が湧き上がってきているのを自身でも感じてきていました。
潤
(すごく胸がドキドキする。これ…何なんだろう?)
潤は、翔の足に負担がかからないように、ゆっくりと立ち上がりました。
それから、翔が落ちないようにしっかりと太腿を抱えました。
智
おおう♪
いいねえ〜♪
翔が肩においていた手を首に回してきました。
その事で密着度が増して、潤の胸の高鳴りがどんどんと増していきます。
智は、どんどんと顔が赤くなっていく息子を感慨無量の面持で見ておりました。
その後、松葉杖を抱えて潤たちの後ろについて居間に向いました。
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