潤
ただいまー。
智
お。
おかえり。
潤は帰ってくるなり智お父さんに茶封筒を差し出しました。
潤
はい、これ。
母さんが渡せってさ。
智
母さんが?
潤
うん。
今日学校に来たんだよ。
それで…
智お父さんは、茶封筒を受け取ると、部屋の明かりで封筒を透かしてから手でビリビリと勢いよく破いて開けました。
中には、三つ折りの紙が2枚入っていました。
潤
母さんが、“ちょっと早いけど約束の日です。こんなにいい天気だしね。私のところは記入してますから後はあなたが書いたら提出してください。今まで楽しかったよー。”
って、伝えてってさ。
智
………は?
智お父さんは、開いた口が塞がりません。
クリックして次のテキストを表示
http://dream-novel.jp