智
封筒の中には、お金が入ってた。
雅紀
え?お金??
和也
……いくら?
無言でお茶を啜る智お爺ちゃん。 お茶を飲み干して、それから、また窓の外の洗濯物を眺めています。 雅紀と和也はじっと智お爺ちゃんを見つめています。
…。 (ジッチャン、もう早く教えてよぉ…)
…。
翔
智くん。 はい、どうぞ。
翔お母さんが急須とお煎餅をお盆にのせて来ました。 お煎餅を卓袱台に置き、智お爺ちゃんの湯呑みにお茶を注ぎました。
翔ちゃん。 ありがとう。
ふふふ。どういたしまして。
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