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おそ松さん なりきりストーリー(^∇^)
カテゴリー 趣味
作成日 2016-10-02 07:50:12
更新日 2024-04-17 16:18:36
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掲示板

日常?2

双六の続きです。

2016-10-17 06:16:27

あやぽん

  • 91.
    おそ松と一松の能力でアイニー十四松が水の中にいることが分かった。

    そして、白い目で見てくるチョロ松とトド松に、十四松はオレのブルーオーシャンに吹っ飛ばされたと伝えられる。

    何て事だ…!大切なブラザーを自らの手で…!

    しつこいほど言ってる気がするが、やはりオレはギルトガイ!!

    「今助けるブラザーー!!」

    勢いよく水の中に飛び込み、弾丸のように十四松めがけ進んで行く。どうやら能力のおかげで水の中でも呼吸が出来るようだ。
    フン、水中戦ならば、オレがうってつけってワケだ。

    ブクブクと白目をむき酸欠で青白い顔になっている十四松の顔を覆うように、両手から自在に出せた気泡で包み込むと、みるみる表情に生気が戻っていった。
    例えるならば、宇宙飛行士の顔を包むガラスのアレ状態だ。

    助けたまではよかったが…。

    (なんだ!?頭が五つ!?)

    目の前でリア柔の頭達が、ものすんごい形相でオレ達を睨みつけている。

    息を吹き返した十四松に視線を投げかけると、首を横にブンブン振っている。

    (オレが怒らせたって?)

    ブン、と今度は縦に一回。

    (フッ…逃げるがウィン!)

    十四松を抱え、逃げるように水中から飛び出しカラ松ブルーオーシャンジェット(すんません名前テキトーです)で空に浮くと、五つの頭も水しぶきを上げながらその存在を露わにし、オレらめがけ勢いよく遅いかかってきた。

    「ま、待ってくれ!オレ達はこの湖を荒らしに来た訳ではないっ!何かここから脱出する手がかりが無いかとぅわっち!?」

    しなる鞭のように襲い来る頭を必死に避け、十四松を抱えたまま空中を飛び回る。

    「十四松、お前も一人で空を飛べるか?そしてブラザー達!一緒にリア柔を説得してくれーーっ!!」


    2017-02-17 01:05:05
  • 92.



    「カラ松の奴、十四松を助けられたみたい。リア柔を説得する方法ないの?怒りを静めるにはーーー神。リア柔、説得するにはどうしたらいいの・・・」



    『そういう時には、『引いて駄目なら押してみる』ですよ?』



    「なにそれ?どうすればいいの?」



    『簡単な事です。怒りの記憶を無くせばいいだけーーー 一松様の超能力を封じていじって消去させる。それだけです。』



    「やってみる。集中して・・・!」



    『んぉ!?紫の人間、何をした・・・』



    「ごめん。少しだけ、封じたから。怒りの記憶よーーー退散!消去!!」



    僕の手のひらから紫色の光が
    リア柔へと向かい
    攻撃をしかけた。



    『おぉぉお・・・!!!!』



    あっという間に湖の中に倒れ、
    玉のような汗をかいてしまった俺は
    一安心し、おそ松兄さんの体にしがみついて、倒れてしまった。



    「よく頑張った。辛抱したな・・・」

    微笑んでくれて、つられて微笑む。



    リア柔はどうなったかカラ松達に
    テレパシーを送ってみる。
    2017-02-17 17:31:44
  • 93.



    ......??



    一体何が........?


    一松が力を使ったらしい...。


    そして、おそ松兄さんに捕まりながら倒れる。



    リア獸....?もいなくなったし.....。

    これで一安心?なのか....??
    2017-03-12 23:48:36
  • 94.

    「おぉ!リア柔がいなくなった!」

    十四松を抱き抱えたまま空中を飛び回っていたオレは、徐々に水圧を減らしていきゆっくりと地面に足をつけた。

    ブラザー達の元へ戻れば、力を使い衰弱した一松がおそ松の腕の中で休んでいる。

    一松の力により、リア柔は怒りの記憶が消され湖へと戻って行ったようだ。

    どうやら、リア柔は自分達の住処を荒らされると勘違いし、オレらに攻撃を仕掛けてきたらしい。

    触らぬ神に祟りなしとはまさにこの事。

    「なるほど…。どうやらこの世界はゲームの中とはいえ、襲ってくるだけじゃなく、関わらなければ無害なモンスターもいるって訳か」

    やみくもに探索せず、これからは慎重に先を進んだ方がいいな。

    オレ達は、リア柔が再び起きる前に急いで湖を後にした。


    2017-03-13 22:51:41
  • 95.
    リア柔が落ち着いた隙に、そっと湖を後にする兄さん達。

    そっとリア柔たちを見てみると、一松兄さんが嫌な記憶を消したらしいものの何かに囚われている感じのリア柔。

    この世界…何か、黒幕でもあるのかな?
    ちょっと、このモンスターが可哀想。
    それに、顔が5こもあって気持ち悪いけど…それなりに可愛い顔してるし。
    懐かせたら、後々使えるかもしれないし?


    「大丈夫?兄さん達がごめんね?」


    そっと先を行く兄さん達から離れてモンスターの元へ近づく。

    ゆっくりと顔を上げて僕を見るリア柔は、また攻撃を仕掛けようと鋭い眼差しで僕のことを見た。


    「僕は何もしないから…。ただ、少しだけ力を貸して欲しいんだけど…。」


    あの時みたいに眉根を下げて首を少し傾けると、リア柔の目が優しくなった。


    「驚かないでね……エンジェル・スマイル♪」


    手でハートを作り、飛び切りの笑顔を見せて技を発動する。
    リア柔は少し驚いたみたいだけど、数秒後に僕の頬を軽く舐めてくれた。

    よしっ…懐いたみたいだなっ♪


    「トド松ー?」


    少し先の方で、兄さん達が呼ぶ声が聞こえてきた。


    「何かあったら、教えてねっ♪僕が兄さん達と助けにくるから…そのかわり、君も僕らがピンチの時に助けにきてね?」


    そっと5つの顔を覗き込むと、一斉に頷き返すリア柔。
    ニッコリ笑って5つの頭を撫でると、小さな青色の宝石みたいなものをもらった。


    「これは……?」


    怪しく綺麗に光る宝石に思わず見入ってしまう。
    そっとリア柔を見ると、持っていってと言っているようだ。

    何かに役立つのかな…?
    兄さん達に取られないようにもっておこ〜っと♪


    「ありがとねっ♪バイバ〜イ」


    リア柔に手を振って兄さん達の元へと歩く。
    兄さん達のために走るとか、絶対に嫌だしね。
    僕のポケットの中では、もらった宝石が小さく光っている気がして…なんだか、勇気をもらえた。
    2017-03-18 10:12:44
  • 96.

    まぁ、色々あって次のところに行くことに。

    さっき、トド松が何かしてたけど.....。
    何か、、、話してた...のか...?
    さっぱり聞こえんかったけど。









    『.........聞こえてるクセに______。』

    「?!」

    頭の中で、直接響くような声がした。
    高く綺麗で、そして危ないような声。
    頭が痛い。

    「クッ....。」

    『薄々気づいてるクセに______。』

    何の事だ!と言おうとしたが、ここで何か言ったら変なことになりそうだ。

    ここは我慢しよう。


    すると、その声もおさまり次第に頭の痛みも引いていった。

    薄々気づいてるクセに______。





    あの言葉の意味は、なんだったのだろうか。


    今の僕はまだ、この力のことを知らなかったのだ。

    2017-03-19 00:11:16
  • 97.



    「大丈夫か一松。もう少し休めよーーー顔色悪いぞ・・・」



    「心配しなくても平気だよ。もう大丈夫だから・・・っ。」



    兄さん達に迷惑をかける訳にはいかない。リア柔はトッテイのおかげ(?)で湖へと消えていった。



    チラッと光る物を見てしまったけど
    なんだろうあれ。
    ま、いっか・・・



    「チョロ松。お前どうしたんだ?頭おさえてーーー具合悪いのか?」



    お兄ちゃんらしくチョロ松の心配をしてやるけど、やんわりと断られて
    しばらく間を空け横目で全身
    背けると、ずかずかと一人だけ
    早足で歩いていく・・・



    「待って、おそ松兄さん・・・」



    元気になったばかりの一松が
    俺に向かって走ってくる



    「ついて来なくても良かったのに」



    「ねぇ、どうしたの?何を怒ってるの?教えてよ・・・」



    「なんでもねぇよ。ちょっと一人になって隠れたいだけーーーお前は皆の所に戻れよ・・・」



    「嫌だ。おそ松兄さんを放っておけないーーー」



    「一松・・・」



    「暴走したらいけない、誰も、止められなくなってしまう。一歩間違えたら命を落としてしまう危険性があるって、神が言ってたの忘れたの?」



    「お願いだから、止めてくれよ・・・」



    「おそ松兄さん!」



    「ーーーっ・・・るせぇよ!別に怒ってる訳じゃねぇよ・・・俺には構うな。」



    誰も追いかけてこない場所へと
    足が走って、止まってくれない。



    何か言いかけてたけど、
    いいんだ



    この胸のもやを、消したかったからーーー



    「楽に、なろうよ・・・一人で・・・」



    「その方がーーー静かで、いい。」
    2017-03-19 02:04:39
  • 98.



    一体どうしてこんな・・・



    おそ松兄さん、まるで人が変わってしまったかのようで怖かった。



    少し冷たい目で僕達を睨んで。もしかして、トッテイが持ってたあの宝石が原因なんじゃ・・・そうだとしか思わない。



    「おそ松兄さん、帰ってこない。何かあったんじゃーーー・・・っ・・・」



    超能力を使い、探ろうとしても
    なかなか見つかりそうもない。
    おまけに手がかりすらない状態。



    どうすれば、いいの?



    力を温存させ、隙をみせて皆と一緒にいた場所から、無防備無意識に一人でおそ松兄さんを探しにこっそり抜けて走っていった・・・



    どこにいるんだろう。闇雲に探しても見つからず、石の上に座って神に話しかける。



    『大丈夫です。おそ松様は見つかりますよーーー兄弟の強い思い、絆さえあれば。一松様の力を使わせれば・・・きっと。自分を責めないように気をつけて下さいね・・・貴女様もおそ松様と同様に暴走すると、かなり厄介になる・・・』



    「そんなの、分かってる。分かるよ・・・兄さんは悪くない。原因が分からないんだよ・・・チョロ松兄さんも様子可笑しかったし。何がどうなって・・・」



    『詳しくは分かりませんが、私は一度戻ります。一松様、くれぐれも危険な行為をしないで下さい・・・』



    そういうと、神は消えていった。



    「・・・くそ。どこに行ったんだよ、兄さん・・・」
    2017-03-20 18:17:30
  • 99.



    「アレ...?一松とおそ松兄さんは...?」

    みんなで歩いていたはずが、いつの間にか4人になっている。
    流石にここで1人になると、さっきの僕みたいになる。探さなくては....。
    これだから、勝手に行動してほしくないんだよ....。


    でも、あの2人妙に仲良いからな~...。
    ちょっと気持ち悪いくらいだけど....
    まぁ、それは置いといて。

    まぁ、ついさっきまで一緒に居たのを見たからそんなに遠くには行ってない。はず...瞬間移動とかない限りだけど。

    ただ、さっき見たときもめてるように見えた。
    じゃあ、怒って消えた...?
    それも面倒。

    それか、2人だけでイチャイチャニャンニャ......。って何考えてんだ!?僕!?ないないない!!!それだけはなーーい!!!てか、あっちゃダメーーッ!!!


    っと...


    ちょっと取り乱してしまった....。

    「ねぇ、みんなは2人共どこに居ると思う?」

    2017-03-20 20:25:01
  • 100.
    チョロ松の声に振り返れば、親愛なるブラザーのうち二人が姿を消していた。

    手分けして探そうと言いかけたが、三人の顔を見ると少し疲弊している。

    「すまないチョロ松。オレは戦闘に備え先頭にいたから何も気づかなかった。この付近一帯を探してくるから皆は少し休んでいてくれ」

    オレはカラ松スクリュージェットストリーム(テキトーなので名前がコロコロ変わります)を使い空中を華麗に舞いながら洞窟一体をくまなく見て回った。

    (いない…な。こんな広いフィールドではぐれたら大変だ…)

    焦りからか水のコントロールが効かなくなり、飛び方が荒れてきたので一旦着地する。
    すると、目の前の鬱蒼としげる草の中に、古めかしい箱を発見した。

    何かこのオレに相応しい"エクスカリバー"的な剣でも入っているかもしれない。
    期待に胸を弾ませ箱を開けばそこにあったのは…!

    「これは…板?」

    取り出して埃や泥を払うと、それは古代文字の刻まれた古めかしい小さな石板だった。
    石板の中央にはくぼみがある。

    何か脱出する手がかりがあるかもしれない。

    そう思ったオレは、石板を持ってブラザー達の元へ戻った。

    2017-03-22 00:05:15
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