2回目のレビューです。前回伝え切れなかった事を綴っていこうと思います。

まずは作者様の筆致。
とても吸引力があります。夢主さん、宇髄さん、その他の鬼滅キャラやオリジナルキャラ。皆さんの心情がスッと入り込んで来る手腕は「天晴れ」の一言です。
ほっこりする場面も切ない場面も、一人称を担当している人物と一緒に丸ごと体感出来ます。

次に構成力。心理描写に長けている方なので、そちらの印象が強いかもしれませんが、ストーリーの強弱加減も絶妙です。

最後は更新速度。霹靂一閃さながらの電光石火です。
例えがお相手の型ではなく、申し訳ありません💦 ご無理のないように完結まで頑張って下さい！

作品公開日が自分と同じ。

こんなご縁から拝読を始めました。BLですが、夢主くんはコナンくんと同じように幼児化していますので敷居が低く世界に入り込みやすいお話です。

数ページ目を通した段階で「相当読み込んでいるな」と印象を受けたのですが、やはりその通りのようで作者様の読解力と探究心。そしてほとばしる熱量に感銘を受けました。
ストーリーは画面に釘付けになってしまうぐらいに面白く、いつも区切りをつけるのに苦労しています（嬉しい悩み）

ジャンルは違いますが同期の書き手、そして1読者としてみくるな様にエールを贈っていきたいと思います。
今後も無理のない範囲内での更新、頑張って下さい。

「蝉時雨」

夏を連想させる季語の作品名が表している通り、夏から始まります（この時点で夏好きの自分にはたまりません）
多彩な語彙、品格を感じさせる表現、瑞々しく眩い言葉選びの組み合わせに毎回ううむ……と唸っています。

不死川さんは冨岡さんと同じくらい描写が難しい人だと思うのですが、この作品の彼は自然で違和感がありません。読解力に感服です。
それと行間に込められているであろう、作者様の意図を想像しながら読むのも楽しみの１つ。
お相手もかっこいいですが、煉獄さんもかっこいいです。風柱推しの方には勿論、炎柱推しの方にもオススメの1作。

「冨岡義勇」


私を含む鬼滅の夢を書かれている作者さんの殆どが、この人の描写にとても悩むのではないかと日頃から思っています。

冨岡さんの一人称がお上手で感激してしまいました🌊
大正軸の彼ならまだしも、この作品は現パロです。
かなり難易度が高いと思うのですが、スッと胸に入り込んで来るのは作者様の冨岡さんに対する愛情がしっかりと感じられるからなのかもしれません。

そしてまさかこのネタが…😆と言う嬉しい想定外もありまして、とてもとても楽しく読ませて頂いています。
錆兎と冨岡さんのやりとりも対比性がよく出ており、ここも面白い。

これからも無理なく更新頑張って下さいね🙌

タイトルの通りに体があたたかく、そして心がなごやかになる煉獄さんとの夢小説。

作者様いわく、この作品は「煉獄さんに普通の幸せを」との事です。
無限列車エピソードはやはり涙が出ます。けれどその悲しさ・やるせなさがあるからこそ、現代軸でのエピソードの１つ１つがじんわりと心に沁みる物になるのだなあと噛み締めて拝読しました。


“暖かく和やかに”

このタイトルの略称は「暖和」だそうです。
同音異義語に「談話」がありますが、この談話の意味を調べると打ち解けて語り合うといった意味でした。私は暖和と談話を掛けているのだなと受け取りました（韻 × 韻）

等身大の恋愛を味わいたい方は是非♪

煉獄さん夢「暖かく和やかに」を連載されていた鰯雲様の短・中・長編集です。

〜メニュー〜
暖和の番外編、音好きシリーズ、現パロ
※ その他、随時追加予定（恐らく）

★ホール係🐿よりオススメ……

♪ 音好きシリーズ ♪

前菜: 含み笑い
メイン: 含み笑い＋エッジが効いた文体
デザート: 心地良い読後感
（無限列車編は除く）

sardine Assorti bon appétit（サルディーヌ アソルティ ボナペティ）
フランス語訳……鰯料理をたっぷり召し上がれ


※ 文法に誤りがあったら申し訳ございません。

〜本日も当店にてまろやかで甘い夢の盛り合わせをお楽しみ下さい〜

「比翼の鳥は永久の夢をみる」を書かれている、じゃっく様の短編集。


スキマ時間に最適、手軽に読める、面白い。短編に必須？な３つの要素がぎゅっぎゅっと1章に詰められています。

イチオシはお館様。

とある「ifもしも…」な姿を垣間見る事が出来るのですが、私はこのお館様にとても元気を頂きました。
拝読したら、心と体のモヤモヤも吹き飛ぶかもしれません。
但し、外出先で目にするのはおすすめしません。腹筋の痙攣値がMAXになってしまいます。

「鬼滅って楽しいんだな」

この一言です👍

自分の周りの作者さんは話の緩急の付け方が上手な人が多い印象なのですが（且つ読みやすい）この作品にも同じ事が当てはまります。


冨岡さん夢「水魚之交」を連載されていた、はーきち様の短編集です。甘さ50%、笑い30%、残り20%は「ここに原作のセリフを組み込ませるのかあ」と言う、斬新さです。

どのキャラも”その人らしさ”が出ていて、とても面白いです。


お気に入りは炭治郎。真面目だけど、コミカルな彼。
たくさん腹筋が痙攣しました。スマホを持つ手もぷるぷる震えました。
作品全体の推奨songは嵐の「Love so sweet」
自分も大好きな一曲です（作者様は生粋の嵐ファン）

この作品を拝読してまず思った事。

「とても読みやすい」 これは活字を読む上で1,2を争う程、大事なポイントだな…と普段から考えているので、同じ書き手として見習いたい部分です。

さて、肝心要のストーリーは……「鬼滅の刃 × 陰陽師」と言う見たかったコラボかも！…そんなお話。陰陽師の夢主さんと音柱の宇髄さんがふとした事から出会い、互いの思いを少しずつ結んで行きます。

彼とのラブの他、夢主さんが葛藤する心の動きもよく書かれていて、私はここにいつも共感しています。

推奨BGMは、遊郭編EDの「朝が来る」
今、辛くても後少し、もう少し頑張ってみよう。そんな活力を心と体に与えてくれる作品です。