薬の謎

　原作では、刀鍛冶の里とほぼ同時系列で、浅草で通り魔的に鬼にされてしまった男性が、自我を取り戻しています。(あの男性の生死が明らかになっていないのも、ちょっと不憫なのでなんとかしたい！)

　恐らく、分解される事を想定していなければ、鬼を人間に戻す薬も、あの段階で、ある程度完成していたんじゃないかと思います。

　何故、禰豆子が日光を克服し、鬼殺隊にとって脅威になり得る状態になるまで、一切の投薬、治療を行わなかったのか、自分なりに解釈し、描いてみました。

　そして、もう一つ。

　禰豆子本人の心が強かったのも理由の一つかもしれませんが、人を襲わない保証が、鱗滝さんの暗示頼みなのも、かなり危険な状況だったと思います。

　夢主の血は、鬼舞辻を繋ぎ止めるため、それから禰豆子の意思を引き出す手助けとなる様設定しました。


　いよいよ、刀鍛冶の里での戦闘へ突入します。此処までお付き合い頂きありがとうございます。頑張ります！