作者プロフィール
日記
初日記……なのに泣いた話

初めての日記です。
どうしても書きたい事があるけれど、
私はSNS関係を何一つやっていないので
この場をお借りして書かせて下さい。

本日、最愛の愛猫が亡くなりました。
13歳でした。
1週間程前から急激に弱り始め、ここ2日間はほぼ寝たきりで
今夜、動物病院に連れて行く予定でした。
今朝私が仕事に行く前に撫でてやると
弱々しい声で鳴いてくれました。
帰宅した時にはもうこと切れていて、母から聞いた話では
私が家を出て1時間もしないうちに眠ったまま亡くなったそうです。

茶色と黒が混じったペルシャのような毛並みの長毛種。
でも雑種です。
大工の父が施主さんのお宅で生まれたのを
鰹節と交換で戴いてきた子でした。
我が家に来たその日に『フク』と名付けました。
大きな金色の目と毛色がフクロウに似ていたからです。
フクはまるでロシアンマフィアが抱いているような
高貴な外見であるくせに、枯れ草まみれで帰って来たり
ネズミやスズメを捕まえては私に得意気な顔で見せに来る
やんちゃな子でした。
そして名前を呼べば返事をし、「おいで」と言えば着いてくる
犬っぽい性格の猫でした。
夜は私と旦那の間で眠り、朝になるとゴハンを寄越せと
顔を舐められて起きる毎日。
まさに愛しくて仕方がない存在だったのに。

泣きました。
こんなに真剣に泣いたのは何年ぶりかな。
フク……
我が家に来てくれてありがとう。
天国ではあまりやんちゃはしないようにね。
生まれ変わったらまた家族になろうね。


もうすぐ日付が変わります。
実は1年前の5月20日は私がこのサイトに初作品を投稿した日です。
それもあって今まで書かなかった日記を書いてみようと
思ったのかもしれません。
そして多分これからも日記は書かないと思います。


私は明日からも今日までと何も変わらず過ごして行きます。
ただこの日記を読んで下さった方に
『フク』と呼ばれて、自由気ままに生きた猫が居た事を
知ってもらえれば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。

[関連ジャンル] 二次元  [作成日] 2016-05-19 23:55:09

日記へのコメント


初めまして。
猫ちゃんのこと、お悔やみ申し上げます。

私も、猫を15年くらい飼っておりました。
動物の寿命は短いと当然のように理解していましたが、亡くなったときはやっぱり泣いてしまいました。

辛いですよね、お別れ。

でも、きっと、フクちゃんは、久遠様たちのような優しい家族と出会えてすごく幸せだったのだと思います。

「猫は亡くなる時に飼い主の前から姿を消す」なんて言われていますが、フクちゃんは離れがたくて最後までお家にいたのでしょうね。

すぐに悲しみが癒えることはないかと思いますが、時々、楽しかった思い出などたくさんお話しできるといいですね。

長文コメ、失礼しました。
[投稿者]保坂さん [投稿日]2016-05-20 12:46:16

今はどんな言葉をおかけした所で
久遠さんの悲しみが癒される事はないと思います。
ただ一言だけ言いたいのは、久遠さんの日記を拝読して
フクちゃんはとても幸せな猫だったんだろうなって思いました。

フクちゃんが天国でも幸せでいられますように。
[投稿者]ゆちょさん [投稿日]2016-05-20 11:38:15

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